人生で一番エモい日だから書けること
明日、私は家を出る。
と言っても実家は神奈川の横須賀市で、これからは東京の中央線沿いに住む。そこまで遠い距離でもなく、2時間あれば帰ってこれる距離。
でも、この家にもう毎日のようにこの家には、横須賀には帰ってこないのかと思うとやっぱり寂しい気持ちもある。
地元が大好きだった
高校生までは地元横須賀が好きだった。
父の仕事の関係でずっと横須賀に住んでいた。
中学生のときは横浜の高校に行くという選択肢はなく、横須賀から出たくない!と思っていた。
横須賀の進学校に行き、横浜と横須賀の人が半分半分だったけど、やっぱり横須賀の人と気が合った。なんでだろう?
あのときは横須賀って何でもあるよね〜なんて思ってた。
今思うと、なんもないんだけど(笑)
大学に入って分かった横須賀の田舎さ
大学に入って、自分の行動範囲が広がった。
もともと実家から通える範囲で受験校を決めたんだけど、やっぱり横浜の戸塚は近くて実家最高!!!!と思ってた。
だって電車乗る時間45分なんだもん。他の子は1時間半〜2時間もかけてきてるのに!
でも東京をはじめいろんな地域の人と出会って、自分の井の中の蛙感というか、世界の狭さを知った。
横須賀ってなんでもあるし(実際なんもない)、横浜まで30分だし(慣れすぎて遠いって感覚が無かった)最高じゃん?って思ってたけど、もっと便利な街に住んでいる人ばっかりで、少し横須賀にがっかりしちゃった。でも好きのほうが上だったかな。
3年生になって品川になっても、超高速電車京浜急行のおかげでまっっったく遠いって思わなかった。1時間で横須賀から品川いけるってすごくない?ありがとう京急、京急大好き。
3年生までは実家出たいなんて一ミリも思わなかった。
めちゃくちゃ辛かった就職活動
就活期が一番辛かった。
品川がマックスだったから、その先の新宿、渋谷、京橋、赤坂とか毎日行ってて横須賀って遠いな…って思った。
説明会や面接を平気で朝10時からとかにされて「なんで10時からなのに7時半に家を出てるんだろう…」なんて絶望してたり。
面接でメンタルやられてたから余計だったかな。
ここから横須賀の嫌なところばっかり思いつくようになってしまった。
そして無事内定を貰った時初めて「一人暮らし」をすることを決めた。
私の両親がいてこその自分
「自分の人生は自分で決める」という私の根底にある考えを作り上げたのは間違いなく両親の影響だと思う。
私の両親は私が選択したことに対して一切否定しない。
「この高校でこの部活に入る!」「この大学に行く!」「この会社に行く!」「一人暮らしする!」
全部「いいんじゃない?」で認めてくれた。
父は基本何も言ってこない。
お酒を入れないと上機嫌に話せない人だけど、高校入学、大学入学のタイミングで家族写真を絶対撮る!って言う人だった。家族のこと無関心なのかな?とか思っていたけど実は一番家族のことを考えているんだろうな。
母はお節介であり、そのお節介に私は凄く甘えてしまう。(引っ越し準備も半分は手伝って貰ってしまった…)
明日から母の優しさを受けられないと思うと結構悲しい。
母も結構口うるさく言われたりして喧嘩することも多かったけど、30秒後にはケロっと話しかけてくるから、喧嘩を次の日に持ち越したことは一度も無い。
私も母のように自由で意思の強い母になりたいと心から思う。
私の家族って、女の子がインスタでアップするような「家族旅行♡」とか「家族でドライブ♡」とかそういうことはしない。
というか、家族第一!なんて思わなくて良いって教えられてきた。
私と弟が忙しくなって家族旅行とかなくて寂しいなって思ってたけど、今となっては両親がそう言っていた意図がわかる、かもしれない。
22年間過ごしたところを離れる日
横須賀の嫌いなところはたっくさんある。
でも、好きなところもたっくさんある。
そんな横須賀を助ける仕事がいつかできるといいな。
明日から新しい土地に行くけれど、寂しいとか悲しいと思うのはここに書くことで終わろうと思う。
きっと新しいところでも楽しいことはある。始まる前からマイナスの気持ちを持って行ったり、横須賀の良いところばかりを考えて過去にしがみつくのも嫌だから。
夢の第一歩として、前を向こう。
今日はそんな私の応援歌であるBaseBallBearの「ファンファーレがきこえる」を聴いて寝ます。
矢沢あい作品の女の子本当にかわいい女の子し、安野モヨコ作品の女の子も本当に可愛いすき
— ユノ (@yunox10) January 25, 2019