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おおきく振りかぶってを私目線で解説してみる

おおきく振りかぶってという作品をご存じだろうか。

おおきく振りかぶって (1)

おおきく振りかぶって (1)

 

埼玉県の西浦高校を舞台とした高校野球漫画なんだが、これ、ただの野球漫画ではない。

 

「え?何が違うの?」「てかおお振り自体初めて聞いた」

「名前を知っているけど、詳しく知らない!」

そんな人のために!今回わたくしが

おおきく振りかぶって(以下おお振り)の良さを、個人的な感想を加えながら紹介していこうと思います!!!

(本当にただの自己満足です。お付き合い頂けると幸いです)

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おお振りメンバー紹介】主人公らしくない主人公

球漫画といえば自信の持ったエース。

だがこのおお振りの主人公三橋廉は、人一倍自信が無く自己肯定感がもの凄く低い。

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(まあこうなったのにも理由はあるが)

ただ、どの漫画の主人公と比べて勝っているのが「投げることへの執着心・それに対する努力」

三橋はものすごく努力して、ストライクゾーンを9分割できるようになっていた。

(この9分割、簡単そうに聞こえるが、プロ野球選手でも4分割にするのがやっとなので、相当凄いです。)

 

この努力を一番に気づいたのがキャッチャーでありこれまた癖のある阿部隆也

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阿部は最初「首を振る投手が大嫌いなんだ」って言うんです。

この発言、常識ではありえない(笑)

(野球わかる人にはわかると思いますが、別に投手はわがままで首を振るのではなく、ちゃんと考えて振ってます、たまに意地もあるけど)

でもこの2人が一緒に成長していくんです。

 

彼の努力をチームのみんなに認めさせたい、三橋を西浦のエースとして欲しい、そう思った阿部は三橋のトラウマの巣窟「三星学園」との練習試合で勝つことをチームの最初の目標として掲げます。

西浦高校野球部初の試合、三星学園戦、アツいです⬇︎

西浦高校初めての夏の大会

相手はまさかの去年の甲子園出場校「桐青高校」

最初は諦めてた西浦メンバーも、田島と阿部と監督百枝まりあに感化され、やれることはやろう!と夏初戦まで最大限の努力を重ねる!

桐対青高校戦、鳥肌止まりません!!⬇︎ 

おおきく振りかぶって(5) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(5) (アフタヌーンKC)

 

おお振りメンバー紹介】個性豊かなにしうらーぜ

実は西浦高校、1年生しか部員がいません。しかも10人。

(なぜ部員がいなくなってしまったか、そして監督の百枝まりあはなぜ1人で西浦高校野球部を復活させたのか、その真相はまだ明かされていません… )

この10人がまた個性豊かで、みんな生々しいくらいに高校生なんです。

次はそんな部員達を紹介したい。

 

チームで一番野球センスのあるのが田島悠一郎

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チームの4番で、強豪私立にも顔と名前が知られているくらい注目されている選手。

そんな彼が西浦を選んだのか、それは家が近いから(笑)

彼はやはり西浦の中では飛び抜けて野球が上手くて、みんなが「田島すげー!」と思うほど。

でも彼にも悩みはある、それは体格。

165cmと小さい身体では、長打が打てる4番にはなれない。彼も悩みます。実は比べてます。

 

そんな彼が比べる相手は花井梓、チームのキャプテン!花井くんは面倒見のいいTHEお兄ちゃんで、満場一致でキャプテンに選ばれました。

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花井くんは自分の実力に自信があるゆえ、やはり最初から田島くんと比べ、悔しがる。

「でもやっぱり田島だから…」

そのもどかしさが生身の高校生を見ているようで、せつなく、きゅんきゅんされられる。

この花井くんがまたメインとなるのが、9巻。対埼玉戦、大好きなエピソード。

ぜひとも⬇︎

おおきく振りかぶって(9) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(9) (アフタヌーンKC)

 

セカンド、副主将の栄口勇人

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西浦の母のような優しさを持ち、三橋をはじめチームメンバーを何か時にかけます。

8巻桐青戦9オモ、巣山くんと握手して「できっぞ!!!」って言われた時の顔がすごく好き。

彼は自分と誰かを比べると言うよりは、人のいいところを尊重できる、チームにはいなきゃいけない存在。彼のおかげで西浦はいい雰囲気なんだと思う!

 

ショートの巣山尚二くん、彼地味なんです。笑

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でも西浦イチのオシャレさんで、西浦で一番家事ができる親孝行息子。

不動の3番で、実際彼がいないと得点入っていない場面とかも多々あり西浦には欠かせない存在!もっと目立つ場面、もしくは彼のエピソード欲しいなあとしみじみ。

なんでお弁当自分で作っているのだろう?とか

「彼女出来たらまず手をつなぐ」というピュアピュアな心はどういう家庭環境で育ったのか、教えて欲しい。

 

ファーストの沖一利くん、最近モノローグ増えたね〜!

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沖くんってらーぜの中だと三橋寄りの性格で、ちょっとおどおど系。

(阿部君のノーマルの声を怒声に感じてしまうからね) 

でも、三橋の成長と共に、「三橋が思ってて、俺がついていかないなんて!」という、仲間意識と、ライバル意識が凄い好き。

西浦唯一の左利き、ピッチャーとしても期待大です!

 

はい、外野手いきますうう〜〜〜〜〜

(疲れました?私も今結構書いてるんですけど、全く疲れない。)

 

1番センターの泉孝介、私がこの世で一番好きなキャラクターです!!!!

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9組メンバーのお兄ちゃん的存在、とにかくかっこいーのよお。

初期は田島君と上手く描き分けられてなかったんだけど、抽選会らへんから泉のキャラはできてきたんだよね。(例の心読まれたぁ〜ですね)

超絶お勧めなシーンは、8巻・桐青戦9ウラ1アウトランナー1.3塁

この場面で泉孝介を好きにならない人なんていない!!!!!!!!!!!!

私に泉孝介を語らせたら軽く5時間は語れるので、気になる人は是非お声がけください。笑

 

とにかくこのシーンは口では説明しきれないので是非手にとってください⬇️ 

 レフトは米こと水谷文貴、米の由来は怪我したときの応急処置RICEから。

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意外と彼は空気が読める男で、らーぜのなかでは一番優しい子だと思う。

千代ちゃんにも一番優しいのはフミキだもんね。

フミキの努力が最新刊あたりで目に見えるようになってきました!!

フミキファンもっと増えろ!!

 

そして最後、西広辰太郎くん

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彼は野球漫画を見て野球部に入るっていう、意外と思い切りのいい男。

初心者だからまだ野球シーンとかあまりないんだけど、14巻のあの涙のシーンは漫画でもアニメでも泣いた。

悔しいってものすごい原動力!ってよくわかる。

これからの活躍に期待だっっっっっっっ!!!!

おお振りメンバー紹介】らーぜをサポートする面々も個性的!

では次はサポートメンバー!

監督の百枝まりあ、ナイスバディすぎてびっくりしちゃいます。

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キャッチャーフライがうますぎてこれまたびっくり仰天!

(私もキャッチャーフライを直上であげられる人あんまりみたことない)

選手を褒めて伸ばすっていうスタイルの指導方法がめちゃくちゃ好き!!!

これを現実世界でも広めて欲しいなあ〜〜〜

 

なぜ西浦高校の野球部の監督になったのか?

自分の野球部時代のメンバーと何があったのか?

まだまだ謎の深いポイントが沢山あるので、今後が楽しみ。

 

責任教師(顧問)の志賀先生、あだ名はシガポ。

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野球のこと全く知らないので、どちらかというとメンタル&フィジカルトレーナー的ポジション!

栄養学やメンタルトレーニング方法は現実世界でも参考になりますよ。

 

そして我らがアイドル、篠岡千代ちゃん〜〜〜!!!

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私の憧れのマネージャーは千代ちゃんです。

とにかくかわいい。

私自身もマネやってたからすごいわかるんだけど、

  1. まず朝練参加するのきつい、そして8時くらいまで部活毎日はしんどい
  2. 草刈りとか水抜きとか水まきとか、単純作業だけど重いし汚れるから辛い
  3. データ収集、ビデオ録画、分析ってむずい!コースとか球種とか、簡単にわかるもんじゃない!!!

これをにこにこしながら出来る千代ちゃんは本当に凄い。

漫画だとやっぱり試合シーンがメインなんだけど、細かいところで千代ちゃんの頑張りが見える、ぜひ見てほしい。

おお振りって他の野球漫画となにが違うの?私的に違うと思うポイント3つ

①野球に詳しい人が楽しんで読める漫画

正直、おお振りは野球を知らないと最初は読むのに苦労すると思います。

野球は難しいルールも存在しますし、戦略もかなりあるので、野球知らない人には「?」となる場面も多いかと。

さらに、試合シーンが本当に長い!1試合3〜4巻フルに使います。

(連載始まって早15年、現在30巻まで出ていますが、未だみんな高校一年生…)

 

でも野球を知っている人にとって、おお振りはものすごく細かく書かれているので面白いですよ。

一球一球バッターボックスで何考えているか、またバッテリーは何を考えているのか、、、わかりながら読める。(コアですが田島君がバッターボックスで守備のこと考えて全然集中出来なくてモヤつくってシーンがものすごくリアルで好きです)

球種や中外、高め低めまでこだわって描かれていますし、ランナーのリードの位置のこだわりや、サインの出し方のこだわりなど

野球を知っている人にとっては「ああ〜あるある〜」「懐かしいなあ〜」と思って貰えるようなポイントが揃いに揃っています。

 ②リアル高校生感がすごい!

おお振りに若干ハマったら、是非とも呼んで欲しいのが15巻の合宿でのワンシーン

みんなの「理想のシチュエーション(笑)の話」

私は推しが「琵琶湖」ってことに正直驚きを隠せませんでした(笑)

このシーンはみんなの個性も見れるし、「わー!!!高一男子!!!」と思えてとってもほっこりします。

らーぜは野球以外のシーンではみんな、勉強に悩んだり、恋愛してみたり、妄想したりなど、、至って普通の高校生なのです。

そんなリアル感に触れることができるのも、おお振りの良さであり、他の漫画との違いなのかもしれません。

③なんといってもらーぜが楽しそうに野球をして、笑っているのがいい!

おお振りではチーム内でバチバチするとか、一切ないです。

(あぁでも阿部タカヤはイライラしているかなあ笑)

みんなで楽しく、本気で野球やってる!高校生活野球に捧げますってのがすっごく好感が持てて好きです。

なんだろう、主人公(だいたいピッチャー)がガツガツ引っ張っていくっていうのもいいんだけど、正直わたしの中では飽きたし

お山の大将でいなきゃいけないって部分ももちろんわかるけど、そういうピッチャーって扱いづらいんだわな(実体験)

 

変に自分が一番上手いと思ってる奴は多い(人によるけど)

だから仲間がミスしたりすると「なんだよ」って思うのがリアルな高校野球なんだよね。

(ちゃんと漫画ではフォローし合うんだけど、そんなこと出来る高校生いねーわwって思ってしまう)

 だから、「チームの誰も、メンバーのことを責めない」スタイルの西浦が私は好きなのかも知れない。

 おお振り愛はこの先永遠に止まらない

とまあ今回はおお振りの登場人物まとめとおお振りの特徴をご紹介しました。

 

今後はネタバレあり、各試合の自分なりの考察を書いていきたいと思いますので、ぜひとも呼んで頂けると嬉しいです!

おお振り人口がもっと増えて欲しいと切に願います🐰♡